良質の食材を選ぶ

〜食材選びのヒント〜

自分と家族の健康を守るのは、貴方です! 一体どんなところに注目して食材を選べば良いのでしょう? そんな疑問にお答えします。本当に良い食材を選ぶヒントを、食材別にまとめました。毎日のお買い物にご利用ください。それぞれの食材カテゴリーの右下に、「生産者を探す」というリンクを設けました。クリックすると、日本で購入できる品質の良い食材とその生産者を掲載した、ショッピングリストをご覧頂けます。

どの食材についても言えることですが、生産者を知りましょう。疑問があれば、直接話したり、電話をして確認しましょう。話しをし、相手の表情を見たり声を聞いたりして関わる中で、信頼出来る生産者かどうかなど、商品を見るだけでは分からない沢山の情報を得ることが出来ます。

買い物は投票です。何かを買う度に、自分の意志を表明出来るのです。一人ひとりの影響が集結すれば、非常に大きな力になります。私達一人ひとりが、自分が望む社会を創っていく力を持っていて、それを行使出来る沢山のチャンスが、毎日の生活の中に転がっているのです。そういう意識のもとに行動する人が増えれば、社会は大きく変わります。

ここに掲載した食材選びのヒントに100%沿うことが出来たら最高です。でも、お金と時間がかかるのも確かです。まずは、出来ることを出来るところから始めてみましょう。最近では、ネット通販がとても便利になっています。

オススメ生産者の商品であっても、特に自閉症やアレルギー疾患の方は、原材料や家畜の飼料に配合されている物によって、身体が反応を起こす場合があります。必ず、ご自分でよく確認するようにしてください。

<肉>

成長ホルモン剤、抗生物質を使わずに育てられたものを買いましょう。遺伝子組み換え作物や、ポストハーベストが残留した穀物を飼料として与えられていないものを選びましょう。

出来れば、放牧肉を買いましょう。太陽の光を浴びて、牧草を食べながらのびのびと健康に育った家畜の肉は、ビタミンなどの栄養価も高く、オメガ3脂肪酸の含有率も高いのです。

成長ホルモン剤、抗生物質が使われていると、それらが肉に残留している可能性があります。ホルモン剤が残留した肉を食べることで、ホルモン依存性癌の発症リスクが高まったりするなどの危険性が指摘されています。また、抗生物質を使って育てられた肉には、抗生物質耐性菌が潜んでいる危険性があります。

これらの薬剤は、家畜が早く太るように、また狭い室内で、本来の食性に合わない餌(草食動物の牛に穀物を与えるなど)を与えて育てても病気にならないように、投与されるものです。狭い家畜舎の中で、牛や鶏たちが、自分達の糞に埋もれながら、ゆっくりと座ることも出来ないぎゅうぎゅう詰めの環境で育てられている場合もあるのです。

畜産の真実については、こちらのサイトが参考になります。

地球生物会議ALIVE

http://www.alive-net.net/animalfactory/index.html

http://www.alive-net.net/animalfactory/fact/nyugyu.html

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<魚>

天然のものを選びましょう。しっかりと運動した健康で新鮮な魚は、栄養価とエネルギーが高いのです。養殖魚は、抗生物質や殺虫剤を使って育てられていたり、不自然な合成飼料を与えられていたりする場合も多く、運動不足で栄養価も低いのです。例えば、養殖魚の鮭のきれいなピンク色は、石油化学系の物質でできた食紅の色です。

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<卵>

放牧鶏、平飼い鶏の卵を選びましょう。鶏は、人間と同じ雑食です。菜食ではありません。青々とした牧草やミミズなどを食べて育った鶏の卵は、栄養価が非常に高いのです。また、鶏自体が日光を浴びて走り回り、免疫力が高いので、サルモネラ汚染などの心配も少なくなります。

抗生物質やホルモン剤の投与が無く、遺伝子組み換え作物、ポストハーベストが残留した穀物が与えられていない鶏の卵を選びましょう。

合成洗浄剤や殺菌消毒液を使って洗卵していないものを選びましょう。これらの薬品が、卵の中に染み込んでいる可能性があり、これにアレルギー反応を起こす人がいます。そういう場合、実は卵自体に反応する卵アレルギーなのではなく、薬品に反応しているだけなのです。全ての食材に言えることですが、その食材自体にアレルギー反応を起こしているのではなく、その作られ方に反応を起こしているかも知れないのです。

卵を全く洗わない無洗卵も売られています。自然な状態では、卵の表面はクチクラ層で覆われていて、これが細菌などの侵入を防いでいるのです。でも、洗卵をすると、このクチクラ層がはがれてしまいます。鶏が健康に育っているなら、洗卵をしなくても、自然の恵みが安全を保ってくれるということですね。

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<乳製品>

・牛乳

抗生物質やホルモン剤を与えられずに、放牧され、牧草を食べながらのびのびと育った牛から搾った牛乳を選びましょう。抗生物質やホルモン剤が使われていると、牛乳の中に残留している可能性があります。

可能であれば、加熱殺菌もホモジナイズ(均質化処理)もしていない(ノンホモ)、生の牛乳を買いましょう。ただ、日本では手に入れるのが難しいようですので、生乳が手に入らない場合は、低温殺菌でノンホモのものを選びましょう。牧草には農薬が使われていないか、確認しましょう。穀物飼料を与えられている場合は、遺伝子組み換え作物や、ポストハーベストが残留した穀物を与えられていないものを選びましょう。

ホルモン剤は、牛の乳がよく出るように与えられる物ですが、これが投与されると、牛がよく乳腺炎を起こすようになり、それを治療するために、抗生物質が投与されるのです。また、このホルモン剤が投与された牛の乳には、IGF-1(インスリン様成長因子1)が含まれ、この物質が前立腺癌や乳癌の成長を刺激するという研究結果があります。

ホモジナイズは、脂肪球を細かくするための処理ですが、これは、機械での工業生産を効率化したり、脂肪分が分離しない見た目が全て同じ商品を作るためといった商業目的で実施されています。利益追求のためであり、私達の健康を考慮して行う処理ではないのです。脂肪球が小さいと、適切に消化されないまま体内に吸収され、アレルギーを引き起こす原因となります。また、脂肪球が細かくなり、脂肪分全体の表面積が増えた状態で加熱殺菌されると、牛乳の酸化の度合いが高くなってしまいます。高温での殺菌は、様々な栄養素、善玉菌、酵素を変質させてしまいます。

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  • ヨーグルト

上記の品質条件を満たす牛乳を買い、自宅で作ってください。24時間以上発酵させると、ラクトース(乳糖)とカゼイン(乳たんぱく)が分解され、消化しやすく、アレルギーなどを起こし難くなります。「生産者を探す」をクリックすると表示されるオススメ生産者リストには、自家製ヨーグルトの種として使えるヨーグルトの生産者を掲載しています。

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  • バター

上記の品質条件を満たす牛乳から作られた、発酵バターを選んでください。有塩バターは、塩の品質が悪い場合も多いので、無塩バターを選びましょう。加熱殺菌されていないものを選びましょう。

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<野菜>

無農薬栽培のものを選ぶのがベストです。ただ、オーガニックが全てというわけではありません。地元で採れた減農薬の新鮮な野菜と、遠く離れた場所からトラックで何日もかけて運ばれたオーガニックの野菜。一体どちらが身体に良いでしょう? 長距離輸送の間に、野菜の酵素や栄養素がどんどん失われてしまうのです。地元のファーマーズマーケットで買った野菜と、スーパーのオーガニック野菜を見比べ、食べ比べてみれば、その差がはっきり分かるでしょう。

最近は、オーガニックにとどまらず、肥料(有機肥料、無機・化学肥料問わず)を全く使わない農法、様々な草、樹木を混生させ、自然界に近い環境を作り上げ、その中でエネルギーの高い野菜を育てる農法など、様々な自然農法が実践されています。そういった農家が地元にないか、探してみましょう。農家を訪問し、信頼出来るところから直接購入しましょう。

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<調味料>

・醤油

保存料、合成化学調味料などが入っておらず、遺伝子組み換えでない丸大豆から作られた物を選びましょう。本物の醤油の原材料は、大豆、塩、小麦だけのはずです。「煮物にはこれ一本!」などとうたった、だし入り醤油や「料理用〜」と書かれている場合、アミノ酸調味料や砂糖、ブドウ糖果糖液糖、水あめなど、様々な化学物質や糖類が入っていることが多いので、注意しましょう。

スーパーで売られている醤油の多くは、丸大豆の代わりに脱脂加工大豆が使われています。これは油を抽出した後の搾りかすですから、栄養素が失われています。また、この油の抽出にはヘキサンという化学溶剤が使われています。最終製品に溶剤が残らないようにするという規定がありますが、100%大丈夫というわけではないので、避けてください。

加熱殺菌されていない醤油がベストですが、現在の流通システムでは、非常に少ないのが現状です。(加熱殺菌をしないと、発酵が進んで醤油が容器から漏れてしまったり、酵母が上に溜まってしまったりする。)加熱殺菌されていないものは、生醤油という商品名がついています。

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・塩

精製度の低い天然海塩を選びましょう。精製度の低い海塩のミネラル組成は、塩化ナトリウムが85%程度で、その他のミネラルが多く含まれています。人間の体液の組成は、海水のミネラル組成と非常に似ています。私達人間を含む生物が、海から生まれ進化してきたということですね。そのため、精製度の低い天然海塩は、人間の身体が利用しやすく、体内のミネラルバランスを整え、免疫力をアップさせます。

それに対して最も精製度の高い塩は、塩化ナトリウムが97%以上。この過剰な塩化ナトリウムを身体が処理しようとすると、体液バランスが崩れ、体内の栄養素が浪費され、様々な機能が阻害されてしまいます。また、固結防止剤などの添加物が使われているものも多くあります。

精製度の高い塩は、製造の過程でにがり成分のほとんどが取り去られます。このにがりの部分に、マグネシウムなど様々なミネラルが含まれているのです。昔ながらの塩田法などで作られた塩が良いでしょう。イオン交換膜で濃縮し不純物を徹底的に取り除いたり、洗浄したりと、様々な工程を経た塩は、ミネラル分が少ない可能性が高いです。真っ白でサラサラしたものは要注意です。日本では、塩の製造工程がパッケージに表示されているので、確認しましょう。

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・味噌

添加物や保存料が入っておらず、非加熱殺菌のものを選びましょう。加熱殺菌は発酵を止め、味噌の流通を容易にしますが、菌や酵素を死滅させるので、味噌本来の効果が失われます。(パッケージに通気口があるかどうかが一つの見分け方です。この通気口は、発酵過程で発生したガスを逃がすものなので、これがあれば菌が生きているということです。容器上面のフィルムに付いていることが多いです。容器が密閉度の低いガラス瓶などの場合は、非加熱殺菌でも通気口がありません。)

なるべく、無農薬栽培、有機栽培などの原材料が使われたものを選びましょう。

スーパーで売られているものの多くが、大量生産のために温度を上げ、発酵速度を上げて(温醸法という)作られたもので、発酵期間は3カ月ほどだそうです。温度を上げれば、様々な酵素やアミノ酸が変性してしまいますし、油も酸化します。天然醸造にくらべ、菌の種類も限られるでしょう。効率化を求めた不自然な方法で作られたものは、どうしても不自然な食べ物となり、私達の身体に合わなくなってしまいます。天然醸造で、9カ月〜1年以上かけて発酵させたものを選びましょう。

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・酢

無農薬栽培、有機栽培などの原材料が使われ、無添加、非加熱殺菌のものを選びましょう。また、プラスチック容器ではなく、ガラス瓶に入ったものを選びましょう。酢は強い酸性のため、プラスチック容器から様々な化学物質が溶け出してしまう可能性があります。農薬が大量に散布された遺伝子組み換え原料が使われているものは避けてください。リンゴ酢は、自宅で簡単に作れます。作り方はこちら→自家製りんご酢

自家製であれば、何が入っているか100%把握できますし、生きた酵素&菌をそのまま摂ることができます。安心、安全、しかも美味しい! 是非お試しください。

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<ハチミツ>

甘味料はハチミツを使い、砂糖は使わないようにしましょう。ハチミツは、非加熱で濾過処理がされていないものを選んでください。加熱や濾過処理は、有用な栄養素や酵素を壊し、取り去ってしまいます。

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<ナッツ>

GAPS食事療法では、小麦粉の代わりにナッツ粉を使うなど、ナッツをふんだんに使います。ナッツは生のものを買い、自宅でローストしましょう。塩などの味がついておらず、無添加のものを選びましょう。

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